逆転裁判1の1話「はじめての逆転」について、事件の全貌を徹底的に解説していきます。犯人から殺人方法、動機や偽装工作などの事件概要と裁判の流れについて詳しく説明するため、多くのネタバレを含みます。
こんな人におすすめの記事
- 逆転裁判シリーズの復習をしたい人
- 事件の流れを簡単におさらいしたい人
未プレイの方はとりあえず3-5までプレイしてからこの記事に戻ってきてもらえると嬉しいです。絶対に自分でプレイするからこその感動があり、SwitchでもSteam版でも基本どんなプラットフォームでも買えます。
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キャラクター紹介
矢張政志
事件の被告人。成歩堂の小学校からの親友。事件の陰にヤッパリ政志と言われ続けて23年、なぜかいつもきついトラブルに巻き込まれている。……が、ただひたすらに運が悪いだけで、いいやつである。成歩堂は彼に貸しがあるようだが……?
今後も定期的に登場するキャラで、成歩堂と彼に関する詳細な話は後の事件で明らかになる。
高日美佳
事件の被害者。矢張の元カノで、売れないモデルをしていた。多くの”パパ”がいて、援助を受けていたらしい。
矢張お手製の重たい置時計をアメリカ旅行に持ち歩く程度には矢張のことが好きだった。
山野星雄
事件の犯人。新聞配達員を自称しているが、実際には空き巣の常習犯で新聞の勧誘をしながら留守の家を狙っていた。
事件概要
事件当日、矢張が高日の家を訪れた際には留守で、矢張が立ち去った後山野が部屋に侵入。しかし、部屋の物色中に高日が部屋に帰ってきた。自身の”仕事”を見られた山野は口封じのために、考える人の置物を手に取って被害者を撲殺する。
その際、置物だと思っていた考える人の時計が「おそらく、2時だとおもう」と喋りだす。山野は殺害時間を2時と誤認して、矢張を犯人に仕立て上げるために証言台に立つ。
裁判の流れ
被害者が考える人の置物によって撲殺された事件であると冒頭陳述が行われる。
山野は新聞の勧誘中に矢張が出てきた部屋を覗くと、死体を見つけたと主張する。それは2時であるという話だったが、解剖記録では午後4時以降に死んだと明記されている。
山野は2時に死体を見つけたと認識した根拠としてテレビの時報機能だと証言する。録画していたビデオの時報が聞こえてきたために認識した時間がずれたと主張するが、このマンションは事件当時停電中だったため、時報が聞こえるはずがない。
そんな中で、犯人が撲殺に利用した置物だと思っていた考える人は実際には置時計であるという事実が判明する。首がスイッチになっていて、時間をアナウンスするものである。
つまり、この時計を聞いたために山野は時間を誤認していた。また、重要なのはこの事実は山野が時計であると主張した点である。
この時計によって死体発見時刻の誤認の謎は解けたが、一方で山野が事件当日に現場に侵入したことが分かる。一見しただけではただの置物であるものを時計だと認識するためには、実際に動かす必要があるためだ。
山野は被害者を殴った際に、時計が喋りだし2時であると強烈な印象を受けてしまった。
最後に残ったのはなぜ時計が2時間ずれていたのかという謎。これは、被害者がアメリカ旅行帰りである点から推理できる。
アメリカと日本の時差は14時間。実際には4時だったがアメリカ旅行から帰ってきた翌日で時差を直していなかった。裁判中では時計を動かすことで今でも時間がずれていることを確認し、山野を追い詰めた。
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