この記事では、「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」の2章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで考察を交えながら徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。
こんな人におススメ
配信規約の関係上記事にスクショを載せることはできないため、画が気になる人は自分で買ってプレイするか、大手配信者なら2章までなら配信許可が下りている人もいるため、そちらの配信を見に行ってください。
夢野のマジックショー中に星の白骨死体が見つかる衝撃的な事件
マジックショーするって言った時点で夢野の死亡フラグだと思ってたけど、事件に巻き込まれなくてよかった
記事の構成上、V3の公式資料集を多用しました。まだ持ってない人は、キャラの初期稿とか見れるのでおすすめです
キャラクター紹介
星竜馬
「超高校級のテニス選手」で某王子様のような特殊な技を使用できる。縮地によってゴン太からの追跡を交わしたり、もはや超能力レベル。
恋人をマフィアにさらわれたため、自身のテニスの才能を使った「殺人テニス」で壊滅させて現在は服役中。その事件で恋人を亡くし、生きる理由を見失っている。
東条斬美
「超高校級のメイド」で、滅私奉公を信条とするスーパーメイド。ありとあらゆる依頼を遂行するためにあらゆる能力を備えている。
食事も一級品で、掃除からマッサージまでなんでもこなす。ダンガンロンパ十神での十神の才能「超高校級の御曹司」と肩を並べるレベルのなんでもありの才能かもしれない。
一方で、こんにゃくだけは苦手らしい。某三世に登場する剣豪のよう。
春川魔姫
「超高校級の保育士」を自称していたが、今章で研究教室が解放されたことで「超高校級の暗殺者」であることがばれる。
あらゆる暗器を使いこなす戦闘能力があるが、刀は失敗経験から苦手意識を感じている。定期的にデレてくるのが可愛い。ツンデレこそがこの世に唯一存在する神なのだ。
夢野秘密子
「超高校級のマジシャン」だが、本人は「超高校級の魔法使い」を自称している。マジックを魔法と言い張り、マジックショーの捜査に協力しない。
ラブアパートイベントを見たことがない人は、ぜひ見ていただきたい。
どんな事件?
影の総理大臣として活動する東条斬美が外の世界に出るために星竜馬を絞殺する。
その死体を夢野のマジックショーの最中にピラニアに食べさせ、発見現場には可食部が食い散らかされて白骨化した死体だけが残った。
詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
マジックショーの前夜から殺人劇は幕を上げる。
今回の動機は「外の世界とのつながり」で、各生徒に才囚学園の外で待つ関係者の映像が納められたビデオが与えられた。しかし、モノクマーズのミスによってランダムに配られ、最原のもとには百田の動機ビデオが与えられていた。百田の動機ビデオには彼を待つ祖父母の映像が残されている。
モノクマーズによる雑な仕事の中、たまたま(?)自分の動機ビデオが与えられた生徒もいた。東条のもとには、彼女が影の総理大臣として国民全員に仕えるメイドであることを示すビデオが送られ、その記憶を思い出す。
一方で交換によって自身の動機ビデオを確保することに成功した人も現れる。元々命に執着しておらず、1章時点で生贄になってもいいと話していた星は、自分を待っている人がいれば再び生きる理由を得られるかもしれないと話し、春川の元に届いた動機ビデオを入手する。
しかし、星の動機ビデオには彼を待つ人は見つけられなかったという絶望的な知らせが載っていた。
そんな星に目を付けた東条は、彼を殺して外の世界に出ようと殺人計画を立てた。星を彼の研究教室に呼び出し、命を譲ってくれと提案する。自身の命に執着のなくなっている星は、そんな東条に背中を向けて靴紐を結ぶ。後頭部に打撃を加え、併設された水道で星を窒息死させる。
その後、星の研究教室から体育館へロープとワイヤーと浮き輪によって即席のゴンドラを作り、死体の移動を可能にした。体育館では夢野のマジックショーの準備が終わっていて、ピラニアの入った水槽も用意されていた。
水槽の蓋を使い、水槽の中に死体を隠すスペースを作り出した。そして翌日、マジックショーの際にピラニアと同時に死体も落ちてきて、その体は食いつくされ白骨死体のみが残った。
事件のポイント
虫さんでなごもう会
ゴン太が主催する虫さんでなごもう会。虫が苦手な人は一枚絵の段階でも恐ろしいイベントだろう。
ゴン太が主催した心温まる?イベントのように見えるが、主催は王馬である。一か所に人を集め、自室が空いた隙に動機ビデオを集め鑑賞会を行うためにイベントを主催していた。
このタイミングが事件の実行時間とかぶっているため、アリバイが絞られることになった。
プールで見つかった黒い布
星の研究教室と体育館の窓の間にはプールがある。東条は窓にロープを渡し即席のゴンドラによって死体を移動させたが、ブレーキがないためそのままでは体育館にぶつかってしまう。そのため自身の手でブレーキすることで速度を緩め、体育館の窓に着地した。
その際、東条が着けている黒い手袋が摩擦によって破け、その破片がプールへと落下した。プールの布は夜間に回収できなかったために現場に残った証拠である。
おしおき解説「苦悶の糸」
裁判場から逃げる東条の周囲に、退陣要求する人々が押し寄せてくる。そんな中、一本の茨が垂れてきた。茨ははるか上に続いていて、外に出られるかもしれないと希望を感じた東条は手が棘で傷つくのも気にせずに上る。
上るにつれて、チェーンソーが周囲から迫ってきて服も体もぼろぼろになっていく。
そして最後、天井まで上っていき空が見えたかと思いきやただの絵で、茨が切れて地面に落下して死亡する。
終わりに
ダンガンロンパの解説記事やインディーゲムの紹介記事を中心に書いています。ダンガンロンパシリーズは全章事件解説をしているので、暇なときに読んでみてください。
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