この記事では1章犯人である桑田怜恩の通信簿イベントをまとめています

通信簿-1

スキル:剛腕 SP3
発射した言弾の速度が上がる
桑 …つーかさ、ビビりを通り越して、なんかイラついてきたんだけど…
なんでだよ!? なんで、オレがこんな目に遭わなくちゃいけねーんだ!
こんなの理不尽だ! 苗木もそう思うだろ!?
苗 そりゃ…確かに理不尽だけど…
桑 だよ! 理不尽だよ! 超理不尽だよ!
試合の度に頭を丸めなきゃなんねーほど、理不尽だよ!
苗 それは…そんな頭してる桑田クンが悪いんじゃ…
桑 あんだよっ、苗木! オメーはオレの敵になんのかっ!?
オレは試合なんか出たくねーのに、監督とかセンコーに頼まれて、出てやってんだぞ!
それなのに頭丸めろなんて…どう考えても理不尽じゃん!?
苗 野球が好きじゃないって…ホントなんだ…
桑 あったりめーだろ! 誰が好き好んで、汚ねーグラウンドなんか走り回るかって!
苗 (汚いグラウンドって…野球選手からしたら神聖な場所のはずなのに…)
桑 大体、流行んねーんだよ。汗まみれで泥まみれ…努力と根性で練習とかよ…
たかが野球だぜ? 練習なんかいらねーじゃん! 練習しなくても楽勝じゃん!
苗 (きっと、神様は間違えたんだな…才能をあげるべき人を…)
桑 でも、そんな事言っても…野球やってて得する事もあったんだけどな…
苗 そうだよね、あるよね? 仲間との団結とかそういうのがさ!
桑 ないない。そういうのはないって! 汗臭い連中なんて嫌いだもん。ダセーじゃん!
苗 じゃあ…得する事って…?
桑 オレって勉強嫌いだからさ、スポーツ特待生として高校に入ったんだよね。
だから、試合にさえ出てれば、勉強なんて一切しないですむって訳よ!
それによ、何しろ…
モテんだよ! うひょー! 羨ましーだろ!?
野球の千本ノックは嫌いだけど、夜の千本ノックなら大好き…なんちって!
苗 ………………
桑 へへ…今度詳しく話してやるって…もうさ、すげーネタが山盛りだからよ…
つー訳で、また遊ぼうな。オメーと話してると、気が紛れるしよ!
苗 (元気いっぱいの笑顔を振りまいて、桑田クンは歩き去っていった。
なんか、よくわからないけど…少しだけ桑田クンに気に入られたみたいだ。)
通信簿-2

桑 ところでさ…マイフレンドである苗木に質問なんだけど…
苗 え? 何?
桑 オレ、バンド始めようと思ってんだけどさ、作曲とか演奏できるヤツ知らない?
あ、モテるヤツはNGな! ボーカルのオレが一番人気のバンド目指してるんで!
苗 本気なんだね…ミュージシャンになりたいって…
桑 あったりめーじゃん!!
オレは”マスミ”じゃなくて”ケイスケ”みたいな桑田になりたいの!!
苗 ちなみに…どんなジャンルの音楽を?
桑 ダムド、ピストルズ、クラッシュっつったら?
苗 (さっき桑田クンが上げたのって…ダムド、ピストルズ、クラッシュ、だよな?
それって…ジャンル的には…)
パンクロック…だよね?
桑 おうっ! 正解! パンクで世界のテッペン獲りたいの、オレ!
だってさ、パンクならそんなに歌が上手くなくても平気っぽくね?
苗 (平気…じゃないと思うけど…)
桑 つーか、野球はこの学園に来たら、もう辞めるつもりだったんだよね…
野球を踏み台にしてさ、成功が約束された希望ヶ峰学園に入学した後は…
”超高校級のミュージシャン”として、成功を約束してもらうってプランだった訳よ!
…でもよ、そうもいかなくなっちまった。
夢にときめいて、やって来た学園で…まさか、こんな目に遭うなんてよ…
チクショウ…オレはぜってーに…ミュージシャンになんなきゃいけねーってのに…!
ふざけんな! オレの青春返せっての!! オレの夢を返せっての!!
苗 (夢…桑田クンは確かに夢を持っていたんだ…それが野球じゃないってだけで…
…責められないのかも。彼が野球に不真面目だったとしても…)
桑 クソ…ミュージシャンになんなきゃ…
あの美容室のお姉さんと、付き合えねーじゃねーか!
苗 …え?
桑 あぁ、言われたんだよ。そのお姉さんに。ミュージシャンが好きなんだってさ…
顔はイマイチだけど、ダイナマイトボディーだから、どうしても、お付き合いしたいんだよね!
苗 まさかとは思うけど…それだけの理由で?
桑 他に何があんの? モテる以外に、ミュージシャン目指す理由なんかねーだろ?
あ、ところでさ、舞園の好みってどんなんか知ってる?
あいつもミュージシャン好きかな? それとも俳優? なら俳優目指しちゃおうかなー!
苗 ………………
(なるほど…桑田クンの人柄がわかって来た気がする…)
通信簿-3

スキル:動体視力 SP2
精神集中時、照準が自動的にウィークポイントに合わさる
桑 なぁ、苗木…ちょっと内緒の話があるっつーか…
あのさ、オレの部屋に来いよ。
苗 桑田クンの…部屋に?
桑 …んじゃ! 待ってるかんな!!
苗 (桑田クン…急に部屋に呼び出すなんて…どうしたんだろう…
桑田クンに言われた通り、ボクはすぐに彼の部屋へと向かった。)
桑 ようこそ! ここがスーパースターの部屋だ!
苗 …それで、どうしたの?内緒の話があるとか言ってたよね?
桑 ………………
いやー、なんつーか…
野球の試合してー!!
なんて、ジョークジョークだよ、マキシマムジョーク! 俺が野球やりたいなんて、逆にこえーっつうの!
………………
はぁ…
苗 (あれ…?ジョークじゃない?)
もしかして、桑田クン…本当に野球を…
桑 バ,バカ言ってんじゃねーって!!
言ってんだろ!? や、野球なんて全然すきじゃねーって!
好きじゃ…ねーって…
…思ってたんだけどな。
実は、こんなに野球やんねーのって…初めてなんだよな…
下手に才能あるせいで…昔から野球ばっかやらされてたからよ…
苗 離れてみて、自分の気持ちに気付いたって事?
桑 クソ! マインドコントロールだ! 野球がオレを洗脳しやがった!!
あー、でも、なんでもいいや!! とにかく投げて―! なんでもいいから打ちて―!
クソッ! でも野球は1人じゃ出来ねーよ!
ううっ、やっぱ…こんな学園来るんじゃなかったんだ…
苗 く、桑田クン…
桑 もし、この状況が学校の行事だとして…そんで、それが全部終わったとしたらさ…
やっぱ、オレはこの学校辞めるわ…前の学校に戻るわ…
きっと許してくんねーと思うけど…チームメイトと監督に頭下げてみる…
苗 し、心配しなくても大丈夫だよ。きっと、みんな許してくれるって。
桑田クンの野球への気持ちを見せれば…本気で練習する姿を見せればさ…
桑 …練習?
いや、それは無理! オレは練習だけは本気で嫌いだから!
練習試合でも紅白戦でも試合しか出たくねーもん! そもそも、オレに練習なんていらねーし!!
苗 そ、そっか…
まぁ…なんとかなるんじゃない…
桑 ま、オレという戦力を放っておける訳ねーし、どーせ、すぐに許してくれんだろ!
間違いねーって! このオレだぜ!? プロも大注目の甲子園のスーパースターだぜ!?
へっへっへ! 苗木も、応援ヨロシク!
苗 (なんか…懲りない人だな…でも、微妙に憎めないって言うか…
これが桑田クンって事なのかもしれない…彼と色々話せて、やっとわかってきた。
これって、桑田クンと心が通じ合えたって事なのかな…?)
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