この記事では、「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」の3章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで考察を交えながら徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。
こんな人におススメ
配信規約の関係上記事にスクショを載せることはできないため、画が気になる人は自分で買ってプレイするか、大手配信者なら2章までなら配信許可が下りている人もいるため、そちらの配信を見に行ってください。
ファーストインプレッションで怪しいやつだと思っていた真宮寺の印象が、徐々に良くなってきた中での猟奇的殺人。
まさに印象が360°変わる男。
記事の構成上、V3の公式資料集を多用しました。まだ持ってない人は、キャラの初期稿とか見れるのでおすすめです
キャラクター紹介
夜長アンジー
神さまを自身に降ろし絵を描く「超高校級の美術部」。本事件における最初の被害者。
水着にレインコートという露出狂もびっくりの服装をしている。しかし、アンジーの住む島では一般的らしい。親愛度イベントを進めていくと、本当の下ネタ担当は入間ではなくアンジーなのではと疑いの目が光る。
生徒会を作り夜時間の行動を制限するなどカリスマ性が高い。
茶柱転子
「超高校級の合気道家」であり、師匠と共にネオ合気道を生み出した。本事件二人目の被害者。
山にこもって修行していて、師匠から男を信用するなと言われているため、「男死」と呼び女尊男卑のような態度をとる。
しかし、全体的に性格は良く男死スイッチの入っていない状態では対等に接し、ああいい子だとなる。
死亡状況からも性格の良さは読み取れるだろう。
真宮寺是清
「超高校級の民俗学者」で自由時間では民俗学に関する面白い話を教えてくれる。しかしその正体は、死んだ姉の友達を作るために女を殺す連続殺人鬼であり、本事件の犯人。
友達100人を目指していて、作ったトリックを無駄にしないために、捜査時間中に殺害を実行する。
「ネエサンカヨ」で終わる際、語尾がカタカナになる(例:それも人間の業なのサ)
どんな事件?
真宮寺がトリックの準備をしている最中に夜長に見つかり、口封じのために手に持った板で撲殺。死体を美術室に運び、蝋人形を使って密室を作成する。
降霊の儀である「かごのこ」によって犯人を被害者の口から聞こうと発案し、どさくさに紛れてシーソーを使った物理トリックを用いることで茶柱の殺害にも成功する。
詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
本事件で提示された動機は「屍者の書」だが、誰を蘇らせるかで争いが起こるだろうという予想を裏切って殺人鬼が動く。屍者の書については後述。
第2の学級裁判が終わった後、アンジーは自身のカリスマ性を利用し生徒会を立ち上げる。夜長の信じる神を中心とした組織であり、メンバーはアンジー・茶柱・夢野・白銀・キーボ・ゴン太である。
コロシアイ防止を目的とした組織で、夜時間の出歩き禁止を筆頭とした独自の校則制定や、思い出しライトの破壊など過激なこともしているため、最原を含む生徒会でない生徒は彼らの行動を危ぶんでいた。
そんな中、真宮寺が動き始める。姉を亡くした彼は、姉の友達を作るために女を殺す殺人鬼であり、自身の採点に適った女を殺す機会をうかがっていた。(入間、春川以外のメンバーは合格していた)
降霊術である「かごのこ」の最中に殺人を行うために、真宮寺はシーソーの原理を利用した殺害トリックを作成していたが、その様子をアンジーに目撃されてしまう。
手に持った木材でアンジーを撲殺し、その死体を美術室まで移動する。その際、血がしたたり落ちないようにするためにガムテープで傷口を塞いだ。
美術室内では、自身の研究教室から取ってきた日本刀を使ってアンジーの腹を刺し血を流させることで、事件が美術室内で起きたという細工を施した。この日本刀を赤松の蝋人形に刺し回転させることでスライド錠を閉めて密室状態を作り上げる。
この死体が発見されると、「死者の声を聴いて犯人を特定しよう」と言い出し、シーソーのトリックを用意した部屋でかごのこの儀式の用意をする。この際のメンバーは真宮寺・最原・王馬・夢野・茶柱であった。
夢野の頼みを聞いて茶柱が霊を下ろす役をし、魔方陣の中央にうずくまる。詳しくは後述するが、準備を経て「声を出さないように」と念押しされた茶柱を中心にわらべ歌を歌って儀式が始まる。
歌の最中に真宮寺は塩で出来た目印を使って殺人シーソーに近づく。体重をかけて床板を踏み抜くことで茶柱の身体が浮き上がり、儀式の最中に仕込まれた凶器によって首筋を切断される。
即死ではなかったが、降霊中に声を出すなという言いつけを守ったために、うめき声も漏らさず降霊の儀式の最中に殺された。
事件のポイント
屍者の書
動機として提示されたが全く触れられないまま事件が幕を閉じた。
蘇らせる人の人形を用意し、屍者の書を燃やしてその灰を3回名前を呼びかけながら人形に振りかける。その後目を閉じてしばらく待って背後から肩を叩かれたら成功。
生徒会メンバーはこれを独占し、天海を蘇らせようとしていた。
降霊術「かごのこ」
死者の魂を降霊し、犯人を特定させるために真宮寺が主体で実施した。一人が霊を体内に降ろすために中央にうずくまり、その周囲をかごで覆って布を掛けてかごの上に像をのせる。
周囲に魔方陣を描き、部屋の4隅に4人を配置し歌うことで降霊が成功する。
事件解説でも触れたが、中央の降霊役に茶柱が、周囲には真宮寺・王馬・最原・夢野の4人がいた。
ちなみに、クライマックス推理におけるかごのこ中の最原が決め顔過ぎて面白い。クラ推が最原の脳内世界だと思うと、自分をこんなにかっこよく自認してんだなぁとなって味わい深い。
降霊が成功する前に茶柱が殺されていたため、実際にこれで降霊できるかは謎のまま。ちゃんと出来る可能性もあるし、すべて真宮寺の虚言である可能性もある。
かごのこ歌詞
とらとらとうたいんのこ、おんのこ、おやまのしたで、かごかけて、くれやんせ、
とらとらとうた、かごから、でやるは、ふたごがひとご、いんのこにげたかおんのこくろたかとらとらとうた
おしおき解説「今昔仕置絵巻」
日本家屋のような畳の引かれた部屋の中、真宮寺は宙にぶら下げられてぐるぐる回される。近くにいた大名たちがロープを切り、真宮寺は奈落に落ちていく。
その下に待ち構えるのは大きな釜で、どんどん釜の温度が上がっていき釜茹でにされる。そうして死んだ真宮寺の魂は空へ上っていき、姉の魂と出会う。
しかし、陰陽師の姿のモノクマと共に、姉の魂は大量の塩を投げつける。そして魂もドロドロに溶けてしまう。
終わりに
ダンガンロンパの解説記事やインディーゲームの紹介記事を中心に書いています。ダンガンロンパシリーズは全章事件解説をしているので、暇なときに読んでみてください。
コメント