- ジャンル:謎解きアドベンチャー
- CERO:B
- 発売年:2010年
- 発売元:CAPCOM
- 値段:3990円
- プレイ可能ハード:Switch・PS4・Steam・iOS・Android
- クリア時間:10時間
逆転裁判の生みの親、巧舟さんが手がけるミステリーパズルADV
流石の伏線回収とシナリオの面白さ
こんな人におすすめ!
- 逆転裁判プレイ済みの人
- ミステリーADV初心者
- パズルゲームが好きな人
本記事ではネタバレを避けるために最大限の努力はしているものの、解説の都合上ゲーム序盤におけるスクリーンショットを使用しています。
この時点でプレイする気になった人はここで記事を閉じることをおすすめします。
ゲーム紹介
《死》から始まる、一夜のミステリー
今夜。街の片隅で、命と記憶を奪われた“私”は、
タマシイとなって目覚めた。
私は、なぜ殺されたのか? 私は、誰に殺されたのか?
そして…私は、誰だったのか…?
…タマシイは、明日の朝“消滅”する…
一夜かぎりの“孤独な追跡劇”が、今。始まる!
ゲーム開始と共に死んでしまい、タマシイと化した主人公「シセル」が死者のチカラである「トリツク」と「アヤツル」を駆使して、死の3分前に戻って様々な人の死を回避させる謎解きパズルADVといった作品。
例えば、自転車にトリツクことでベルを鳴らして敵をおびき寄せたり、扇風機を回すことで旗を動かし上に上がっていく。どこにトリツクか、いつアヤツルかを考えるのが大切。
シセル自身が何者なのか、今夜何が行われようとしているのか、様々なマップをクリアしていくことで物語を進めていく。
おすすめポイント① 「タクシュー節」の効いた物語
本作を手掛けたのは、逆転裁判シリーズの生みの親としておなじみの巧舟氏。本作でも、独特のせりふ回しやキャラクターの動きなど、特徴的な作風を感じることが出来る。
その強い作家性から肌に合わないとなる人もいるかもしれないが、逆転裁判を楽しめる人なら本作も楽しめる。
台詞がいちいち面白いのと、キャラクターが逆転裁判で「異議あり」を申し立てられた時のような動き(いわゆるブレイクモーション)をしているため、画面を見ているだけでも飽きが来ない。
可愛いキャラも多い。
おすすめポイント② きれいに着地するシナリオ
死の3分前に戻ることのできるシセルの能力を使ってヒロイン「リンネ」を中心に様々な人の死を食い止めていく。
ピタゴラスイッチのような装置で人が死んでいくところでは、ダンガンロンパのおしおきやSAWの殺人マシーンなどのような猟奇性を感じるものもあったが、作風がポップであるためグロさはあまりない。
様々なキャラクターが交錯し、次々と事実が判明していくシナリオはまさに痛快。プレイヤーの違和感を逆手に取ったゲームならでは、本作ならではのシナリオが展開される。
そして、驚きつつも納得感のある結末が10時間後にあなたを待っている。
おすすめポイント③パズルシステム
物体にトリツき、アヤツルことで目的地まで進んで行くパズルゲームが本作のメインパート。オブジェクトの配置が絶妙で、一見すると進めなさそうなところでも、タイミングやアヤツル順番を調整することで移動できるようになる。
「これをアヤツルとどんな動きをするんだろうか」と試行錯誤し、回答を見つける瞬間が面白い。
また、全体的に難易度はそこまで高くないためパズルが苦手な人でも安心してプレイできる。
終わりに
短時間で楽しめる良作謎解きパズルADVである。パズル部分も面白く、シナリオもさすがの出来栄え。クリア後にはポメラニアンが好きになっているはず。
今後もミステリーADV関連の記事を書いていこうと思います。紹介してほしいゲームのリクエストなどあればコメントに、役に立ったなと思ったらTwitterフォローもお願いします!(⇩にリンクあり)以上ポコたくでした。
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