この記事では、「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」の2章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで考察を交えながら徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。
こんな人におススメ
配信規約の関係上記事にスクショを載せることはできないため、画が気になる人は自分で買ってプレイするか、大手配信者なら2章までなら配信許可が下りている人もいるため、そちらの配信を見に行ってください。
サスペンス物のようなどろどろとした復讐劇
動機の鍵を握る九頭竜の妹はコアな人気も高く、アニメ3でも登場する
記事の構成上、ダンガンロンパ12リロードの設定資料集を多用しました。まだ持ってない人は、キャラの初期稿とか見れるのでおすすめです
キャラクター紹介
小泉真昼
「超高校級の写真家」で姉御肌な女子のまとめ役。絶対に合唱コンクールで「ちょっと男子～！」と言っている。本事件の被害者。
ダンガンロンパシリーズ リアルにいたら付き合いたい女の子選手権優勝経験、アリ
辺古山ペコ
「超高校級の剣道家」で、裁判の終盤まで隠されていたが九頭竜冬彦のボディーガードとして九頭竜家に雇われたヒットマン。幼い頃から共に育っている幼馴染ともいえる関係だが、主従のつながりによって複雑な人間関係となっている。
九頭竜の代わりに殺人を実行し、自身が九頭竜の道具であると主張することで彼を事件の犯人として島から脱出させる計画を立てる。
九頭竜冬彦
背は低く童顔だが、「超高校級の極道」で日本最大の極道、九頭竜組の跡取り。「俺はやれるぜ？」が決め台詞。(ヒューかっくいい～～)
動機によって妹菜摘を殺されたと知り、犯人と目される小泉を殺すために行動する。菜摘の殺人事件に関してはアニメ3絶望編で深堀がされているため、未見の人は見ておこう。
どんな事件？
九頭竜とその従者である辺古山は、動機であるトワイライトシンドローム殺人事件をプレイし、小泉が九頭竜菜摘を殺した主犯格であると認識する。辺古山が小泉を撲殺し、竹刀を活用して海の家から足跡を残さず脱出することで、広域にわたる密室を作り上げた。
投票後、自身は九頭竜の道具であると主張し九頭竜が真犯人であるという主張を行うが、九頭竜自身が辺古山を人であると認めたことで辺古山がおしおきされる。
詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
今回モノクマから渡された動機は「トワイライトシンドローム殺人事件」というノンフィクションのゲームである。ゲームに登場するのはA～E子、およびF男および殺された女子高生。罪木、西園寺、澪田、小泉、サトウ、九頭竜菜摘、九頭竜冬彦の7人がゲームに登場する。
ゲームをクリアすると「ごかいした」というテキストが表示される。「誤解した」ということではなく「5回下」という意味であり、ホーム画面で5回下ボタンを押すと裏面に入り、この事件の真相が判明する。(古のフリーゲームとかにありそうなギミック)
この事件はE子ことサトウが菜摘をスクール水着に砂利を詰めてブラックジャックにして撲殺したという真相になっている。F男は妹を殺された怒りからE子を金属バットで撲殺する。冗長になるので詳細に関しては本編をクリアしてもらいたい。また、ポイントとしては小泉がその犯行の共犯として証拠を隠滅している。
さて、事件に戻ると九頭竜および辺古山が小泉を偽装した手紙によって西園寺を、西園寺を偽装した手紙によって小泉をビーチハウスに呼び出した。二人は時間をずらして呼び出されていて、先にやってきた西園寺はクローゼットの中で眠らされ犯人としてスケープゴートにされた。
辺古山はビーチハウスにやってきた小泉を背後から金属バットで殴り殺し、即死させた。その死体を動かしてビーチハウスの裏扉を開かなくすると、用意されていた水のペットボトルを大量に使って自身についた返り血を洗い流した。シャワーの水が使用不能になっていたためである。
ちなみに犯行は水着姿で行われた。
西園寺が目を覚ましてクローゼットから這い出ると、小泉の死体を発見した。多くの血を流し倒れる小泉を見て気が動転した西園寺は周囲を調べることもせずに、砂浜に飛び出していった。
息を潜めてその様子を見ていた辺古山は、西園寺がいた証拠を残すためグミをその場に置いておき、砂浜に足跡を残さないために異なる出口から脱出する。扉は砂浜に続く正面と小泉で塞いだ裏扉しかないため、唯一外と繋がっているシャワー室の高所にある窓から脱出した。
高所にあり足場もないため、肩車をしないと手がかからないほどの出口だが、辺古山は自身の才能を生かして脱出する。水着になっても手放さない竹刀を用いて、竹刀袋で回収できるようにしてから竹刀の柄の部分を足場にして脱出を成功させた。
結果、西園寺の足跡だけが現場に残った密室を作りながら、事件現場を去りダイナーに集まった。
事件解決のポイント
水着女子会
砂浜の前にあるダイナーで水着女子会が開催され、それを聞いた左右田が日向を巻き込んで無理矢理参加した。
水着で集まって水辺で遊ぶという会であり、2の女子メンツがほとんど集まる。その中で特に七海の水着がまぶしい。見たことがない人は本当に自分でプレイして見てほしい。
また、事件に関してみてみるとビーチハウスから走っていく西園寺の姿を見たり、血の付いた終里、濡れた辺古山がやってきたりなど考える根拠になるイベント。
グミ
某ハ〇ボーのようなクマの形をしたグミ（黄色）がクローゼットの中に残されていた。グミが好きな西園寺が現場にいたことを明らかにするために犯人が用意した。西園寺の食べるグミには黄色がないことから偽の証拠であることが判明する。
おしおき解説「暴れん坊少女」
舞台は崖際、モノクマに操られた辺古山は周囲から襲い掛かってくる案山子兵士をバッタバッタと切り伏せていく。まさに鬼神といった様子で、無印の大神の没おしおきを彷彿とさせる。
そんな中、彼女の仕える先である九頭竜がおしおきに乱入する。案山子兵士の後ろに立っていた彼は、辺古山の斬撃によって片目を負傷する。
そんな九頭竜を庇うように胸に抱き、背中に多くの刃を受けて辺古山は絶命する。
このおしおきによって九頭竜は片目を負傷し、最後まで片目のまま物語が進んで行く。
終わりに
九頭竜と辺古山との関係性、小泉と西園寺との関係性など人間関係がテーマになっている2章事件、無印の4章と似たような構造とも感じる。
また、ここでは割愛したが辺古山は投票直前に自身が「きらきらちゃん」というシリアルキラーであると偽の告白を行う。九頭竜を生き残らせるために自身に投票がされるための演技だが、ジェノサイダー翔の存在が明らかになった無印2章との親和性も感じる。
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