この記事では、「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」の3章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで考察を交えながら徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。
こんな人におススメ
配信規約の関係上記事にスクショを載せることはできないため、画が気になる人は自分で買ってプレイするか、大手配信者なら2章までなら配信許可が下りている人もいるため、そちらの配信を見に行ってください。
絶望病を発端としたホラー要素の強い連続殺人事件
夜の病院で澪田が立ってたシーンは今思い出しても怖い
記事の構成上、ダンガンロンパ12リロードの設定資料集を多用しました。まだ持ってない人は、キャラの初期稿とか見れるのでおすすめです
キャラクター紹介
澪田唯吹
「超高校級の軽音学部」で大人気高校生ガールズバンドのギター担当。本事件一人目の被害者。音楽性の違いからソロ活動中であり、その音楽はロック……というよりメタルな感じ。3章の隠しイベントで彼女の音楽を聴けるものがあるため、探してみてほしい。
名前は某軽音アニメ「け〇おん!」のキャラから一文字ずつ受け継いでる。
西園寺日寄子
「超高校級の日本舞踊家」でその高校生とは思えない見た目と声から倒錯的なファンも多い。本事件二人目の被害者。仲の良かった小泉を殺された恨みから、九頭竜に対して強烈な怒りをあらわにしている。
10年前では珍しいメスガキ属性の持ち主。
罪木蜜柑
「超高校級の保険委員」でドジっぷりがあまりにも有名。罪木といえば転んだシーンが最初に出てくるだろう。というように、か弱いイメージを持つ彼女だが、その本性は自身より弱いものを看病する優越感から保険委員としての能力が育まれた。本事件の犯人であり、彼女の記憶が重要になってくる。
どんな事件?
事件がリアルタイムに進行していると思わせるための工作を施しつつも、既に殺人は完了しているという事件。死亡推定時刻が重要になるが、検死を担当する罪木が犯人なのでばれる心配も少ない。
詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
感染すると性格の変わってしまう絶望病が蔓延し、日向たちは隔離生活を余儀なくされた。今回解放された第3の島には病院とモーテルが用意されていたため、感染者と非感染者でそれぞれ生活を始めることになった。そして、遠隔地での通信を可能にするために、左右田がメカニックの才能を駆使して通信機となる監視モニターを作成した。
事件が発覚する前日、絶望病によって弱りきった澪田を絞殺し、ライブハウスに遺体を運び込んで首つり死体を作り上げた。そして、たまたまその場に居合わせた西園寺にその様子を見られたため、口封じのために彼女も殺すことにした。西園寺の死体はライブハウスの柱に括り付け、その周囲を柱の壁紙で覆うことで一見してばれないように細工を行う。
事件当日の朝、罪木と共に病院にやってきた日向はロビーで監視モニターが作動しているのに気が付いた。そこに映っていたのは麻袋を被った患者服姿の人物が首つりをしようとしている姿だった。しかし、これは罪木の罠であり、本来は病院のロビーとライブハウスをつなぐモニターのはずがモニターを病院の一室に動かすことで今この瞬間に澪田が殺されたと誤認させるためのものである。
ライブハウスで首つり死体を発見すると、モーテルに向けて飛び出した日向の裏では罪木が事件の工作を始めた。柱に施した工作を取り去り西園寺の死体を出現させ、監視モニターを破壊した。そして、現場を密室にするために折れたドラムスティックを地面に置いておき、扉を接着剤で封印する。
事件解決のポイント
絶望病
狛枝、澪田、終里が絶望病に罹患した。基本的な症状は異様な高熱のほかに、性格が変わってしまうというものである。狛枝は「嘘つき」で本人の意識とは逆のことを言ってしまう、澪田は「真面目」になり、石丸のような性格になっていた。終里は「泣き虫」になっていて、普段の彼女からは考えられないほどか弱い存在になっていた。
罪木も絶望病にかかっていて、○○の記憶(大ネタバレのため伏字 6章で判明)を思い出し絶望のために事件を作り上げた。
監視モニター
左右田の作った通信用の監視モニターであり、事件のメイントリックとして使用された。リアルタイム通信のみが可能になっている。
映画
第3の島には映画館もあり、モノクマ制作のつまらない映画(「モノミの魔法使い 2.5D」)が公開されていた。
日向は事件後にこの映画を見ることで、見立て殺人であると気づく。モノクマに首つり自殺を勧められたモノミかかし、モノクマに弓矢で磔にされたモノミライオンが登場している。
おしおき解説「いたいのいたいのとんでいけ!」
病室でベッドに眠る罪木のもとにナース姿をして巨大な注射器を持ったモノクマがやってくる。モノクマが注射器を地面に刺すと、部屋は崩れ去り罪木は巨大な腕に乗っていた。
巨大な腕に刺さった注射器で薬を送り込むと、罪木の表情がエロくなりつつ腕ごと空へ飛んで行った。
どこまでが現実でどこからが罪木の認識なのかよくわからないおしおき。死因に関してもODによる薬死と宇宙空間まで飛んで行って焼け死んだと解釈が分かれる。
終わりに
ダンガンロンパ3章恒例の連続殺人事件で、女の子が一気に3人もいなくなる虚無の章。ここで好きな子が死んだ人も多いのではないだろうか。かくいう僕もその一人である。
ここで萎えずにぜひ最後までプレイしてもらいたい。
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