この記事では、「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」の1章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。
ダンガンロンパシリーズの全作品をまとめました⇩
こんな人におすすめ
突然南国に連れてこられたかと思ったら、前作の生き残りの十神は太っててすぐ死ぬし、信頼できると思った狛枝は豹変するしで各所に見どころのある章になっています。
狛枝のねっとりした「それは違うよ」は必見!!
キャラクター紹介
十神白夜
「超高校級の御曹司」であり、前作の生き残り組。十神財閥の跡取りで帝王学を叩き込まれているのに加えて、デイトレードで個人の資産は400億を超えるという(自称)超高校級の完璧を体現したような人物。
前作では所謂「かませ眼鏡」のような立ち位置で、序盤は事件に介入したり捜査中に犯人の目星がついていたりなど強キャラ感を出していたが、徐々になりを潜めていった。最後は「黒幕を倒すためなんだからね!」とツンデレみたいなことを言っていた。
本作では一体何があったのか、肥満体型で登場する。一方で強烈なリーダーシップを発揮していて、一章時点から頼れるリーダーとしての役割を全うしている。ただし、そのリーダーシップに目をつけられて命を狙われた。一章被害者である。
ちなみに、なぜ肥満体型になったのか、なぜ十神が再びコロシアイに巻き込まれたのかは物語後半(4章)で明かされる。
狛枝凪斗
本作の「超高校級の幸運」。ちなみに声優はエヴァでシンジ役をしている緒方恵美で、前作主人公苗木と同じ声優である。また、名前が苗木誠とアナグラムになっていて発売前は同一人物説が上がっていた。
プロローグから一章捜査時点までは日向のことを助ける頼れる相棒のような描き方をされていた。しかし、学級裁判中に態度が豹変する。
超高校級の才能を持つ生徒たちを「希望」の象徴であるとみなし、その希望をより大きくするために殺人事件という絶望を乗り越えることを望む希望厨。今後の章でも狛枝を中心に物語が進展していき、ファンも多い。
踏み越えるべき殺人事件を自身の命で演出するために計画を立てるが、十神の活躍で頓挫する。事件を裏で操るフィクサーのようなポジション。
花村輝々
「超高校級の料理人」で、食はもちろん性に対しても並々ならない情熱をささげている。コロシアイに参加している全員を攻略対象と見ていて、男でも構わず食ってしまう「凄み」を感じる。
実家は定食屋で、病弱な母に変わって主に花村がキッチンに立つ。訛りが強いことからも田舎に店があるのではないかと推察される。アーバンな雰囲気にあこがれを持っていて、「超高校級のシェフ」を自称している。
料理の腕は本物で、「一度食べたら食べられなくなってもずっと食べていたくなる味」だそう。
殺人を企てる狛枝を止めるために凶刃を振るったが、その先にいたのは十神であり、彼を殺してしまう。
どんな事件?
希望の踏み台になるために狛枝が十神殺しの計画を立てるものの、十神の活躍によって阻止される。その一方で計画を知った花村が狛枝を殺すために動くが、その凶刃は十神に刺さった。
詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
モノクマによる動機発表の後、狛枝は希望の踏み台となるため自身が殺人事件を起こすことを計画する。まったく意味が分からないと思うが、これは狛枝の思想によるもので、詳しくは本編を確認してください。
狛枝は十神に向けて犯罪予告を出す。
既にリーダーとしての役割を負っていた十神は誰かに相談することもできず、旧館でパーティーをすると人を集めた。これは全員が相互監視下にあれば事件を起こすものがいないだろうという、言ってしまえば楽観的な予測に基づいたものだった。
掃除の人員が必要だという話になり、狛枝の持参した割り箸を使ってくじで掃除する人を決めたが、この際狛枝が当たりくじを引いた。幸運のくせに不運だなと笑っていた日向たちだったが、これも狛枝の計画通りで自身の才能である幸運を用いて殺人計画の準備をする時間を手に入れた。
凶器をセットし、意図したタイミングでブレーカーが落ちて停電するようにエアコンとアイロンを用意する。これらは倉庫に用意されていて、狛枝は倉庫に人が近づかないように場をコントロールしていた。
この様子を見ていた人が存在する。本事件の犯人である花村である。コロシアイを起こすために行動するという狛枝を止めるために、パーティー中に狛枝を殺す計画を立て始める。
そして、パーティーが始まる。十神は参加者のボディチェックを行い凶器となりそうなものはすべて回収した。男女全員にくまなくボディチェックを行っていて、西園寺にはセクハラだと言われている。
シュラスコやナイフなど本来凶器ではないものも回収していた。一方で殺人を警戒していた十神は、様々な防犯グッズを持ち込んでいた。その中には暗視スコープも入っている。
凶器やモノクマ対策の見張りなどを決めて、しばらくは楽しいパーティーが続いた。しかし、先述した狛枝の仕掛けによって停電が起こる。
この停電の間に、狛枝・十神・花村が動き出す。狛枝は卓上ランプの電源コードを頼りに机の下に入り込み、夜光塗料を塗った包丁を手にしようとする。しかし、暗視スコープによってその動きを察知した十神が妨害する。
花村は床下に入り込み、事前に用意した夜光塗料を目印に、ナイフが動くのを待って鉄串を突き刺した。これは狛枝を殺すことを目的にしていたが、十神に突き刺さる。
ブレーカーを上げるとやっと視界が戻る。そんなタイミングで目に入ったのは派手に転んでいる罪木の姿だった。
騒ぎが収まると、十神の姿が見えないことに気づく。いろいろな場所を探してみるがどこにも彼はいなかった。そして、再び大広間に集まると終里が血の匂いをかぎ取り、死体が発見される。
事件のポイント
狛枝の怪しさ
捜査途中から、狛枝が犯行に及んでいそうな雰囲気がびんびんに出てくる。しかし、返り血や死体の状況から狛枝では犯行が不可能であるという結論になる。
しかし、明確に殺意を持って今回の事件をセッティングしたのは狛枝であるため、彼の犯行を裏付ける証拠は数多く残っている。
旧館について
事件現場となった旧館大広間は床に多くの隙間が空いていることが様々な証言からわかる。パーティー前の小泉による「罪木に転ばないように注意しとかなきゃ」という発言や、田中の「イヤリングがなくなった」という発言が床下に目を向けるポイントである。
凶器
花村が凶器として使ったのは、大きな骨付き肉に隠した鉄串である。さすがの十神もここまでは確認しなかった。
おしおき解説「とんかつの花村」
バズーカ砲によって卵液とパン粉を全身にまぶされ、溶岩に落とされることで揚げられるという、ロンパシリーズの中でも直接的にグロめなおしおき。
溶岩に落とされて全身が揚がっていく感覚を感じやすいのがグロく感じる要因かもしれない。「おしおきがぬるい」とよく言われれるスーダン2だが、これはシリーズ屈指のつらさだろう。
終わりに
今後もダンガンロンパやミステリーADV関連の記事を書いていこうと思っています。
以上ポコたくでした。
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