10/5(土)、東京タワーの下には死に神ちゃんTシャツを着たある男の姿があった。ロンパの痛シャツは持っていないので兄弟作品であるレインコードから、死に神ちゃんに出張ってきてもらったのだ。
死に神ちゃんTシャツを買ったレインコードのイベントはこちら⇩
天気はあいにくの雨だが、男の目にはそんな雨を蒸発させてしまうほどの熱い決意がみなぎっていた。そう、モノクマをすべて見つけた特典で、トレーディングトランプカードから最推しである夢野を引くという決意である。
ラリークリア記念でもらえるトランプは2枚で、V3の16人のメンツから引かないといけない。その確率はなんと約13%…!
各々の「○○の秋」を表現したイラストになっているらしい。私は最近はゲームの秋を満喫している。逆転検事もメタファーも激アツすぎる。
今回のイベントの夢野だが、道着を着てポーズを取っている。これはV3の4章で発生する隠しイベント「夢野の特訓」がもとになっているのだろう。また、他に気になったキャラを見ると、生徒内では百田と真宮寺の背景に月が写っている。百田は宇宙飛行士だからいいとして、なんで是清に……と思ったが、おしおきのラストで月の背景が出てくるためだろう。塩でお祓いしたんだから早く成仏してくれ。
神谷町駅から徒歩10分、大通り沿いを歩いて坂を上ると東京タワーの赤と白が目に入る。外国人も多く訪れていて、観光地だなぁとしみじみ感じた。周囲に高層ビルが並び立つ姿を見ていると、秋雨も相まって電波塔としての意義を失った哀愁を感じた。
時刻は12時、東京タワー内部に入った私は昼食にケバブサンドを食べる。ケバブサンド、今まで何度か食べてきたが悉く零してしまう。野菜も肉も入っていて完全食品だなぁと思って好きなので、上手な食べ方を知っている人がいたら教えてほしい。
受付が始まると共にモノクマとモノミの捜索を開始する。まずはメインデッキに昇る前に、1F~3Fをしらみつぶしに探していった。階段やお土産屋に隠れる彼らを探す際、見落としがないように色々な所に足を運ぶことになる。そんな一角で、ある個展が開催されていた。
まさに近代アートというような絵が壁一面に飾られていて、浅学な私には一見して良さは理解できなかったが、この出会いから「散歩」の楽しさを改めて感じることが出来た。特に意味もなく辺りを散策し、想像もしていなかったものと出会う。それこそが散歩の魅力であり、もっというと人生の魅力なのかもしれない。
1~3Fでモノミを2体、モノクマを1体探し出し、メインデッキの捜索を残すだけとなった。ラリーの料金に含まれるチケットを使ってエレベーターに乗り込み、地上150mのメインデッキへ登っていく。普通にチケットを買うと、1200円という景色を見るだけと思うと少し躊躇するような値段だが、イベントに参加しているというテンション感もあり、安く感じてくるのが不思議だ。
外を眺めると目の前に広がるのは東京の景色。あいにくの雨で遠くまでは見えないが、高層ビルが乱立する中にぽつぽつと自然や墓が見えるカオスさが、都会という感じがして面白い。
下を見ていると足が竦む。高所で端に近づかないという人類の進化の痕跡だと思うとまだまだ我々は進化のただ中にいるんだと再確認できる。高所からの落下死なんて今のご時世中々ないのだから、カットすればいいのに根源的な恐怖を感じるのは動物としての本能だろう。今後生まれる人類には、いつか高所が全く怖くない個体も現れるのだろうか。
メインデッキ2Fで最後のモノクマを発見し、受付に戻ると賞品のトランプを受け取れた。もちろんV3を選び、夢野が出ることを天に祈る。
……キター!運良く自力で夢野を引き当てることが出来た。QUEENのカードということで、まさに女王のような美しさを持ったトランプである。丁寧に保存してご神体として祀っておくことにする。
過去記事紹介:夢野が活躍する夢野ニューゲーム、面白いのでみんな読もう
今回のグッズ、特にモノクマトートバッグが可愛い。サイズは小さいが団子を食べるモノクマがシンプルに描かれていて、重いものを入れなければ普段使いもできそうだ。非売品で東京タワーのロゴも入っているため、今回のイベントのみでしか手に入らないだろう。
そんな「ダンガンロンパ in 東京タワー~秋のモノクマ・モノミ大捜索ラリー~」は10/14までとそろそろ終わってしまうため、気になる人は是非行っておこう。ゆっくり回っても1時間ほどでラリーは終えることが出来る。
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