- ジャンル:ADV、脱出ゲーム
- CERO:C
- 発売年:2009
- 発売元:チュンソフト(現在はスパイク・チュンソフトとして合併)
- 値段:3000円(続編との抱き合わせ版)
- プレイ可能ハード:PS4・Steam・XBoxetc.
- クリア時間:20時間
2025年4月に発売を控えた「HUNDRED LINE ー最終防衛学園ー」のシナリオライターの一人である打越鋼太郎氏が手掛けた作品。ゲームならではのどんでん返しが彼の作品の魅力である。
面白いADVなんだけど、日本だとあんまりプレイしている人がいない印象
海外人気は超高い
ハンドラ発売前に予習としてプレイするのをおすすめします!!!
こんな人におすすめ
- ハンドラを絶対にプレイする人
- どんでん返しのあるミステリー小説、映画が好きな人
- ダンガンロンパファン
本記事ではわかりやすさのためにスクリーンショットを使用しているため、多少はネタバレを含んでしまいます、ご了承ください。
ゲーム紹介
淳平が目を覚ますと、そこは客船の一室だった。おぼろげな記憶をたどってみると、自宅で「ガスマスクの男」によって眠らされてしまったことを思い出す。部屋を脱出すると、そこには淳平のほかに8人の男女が連れてこられていた。その時響き渡る「ゼロ」を名乗る者からのアナウンス。「このゲームはノナリーゲーム。制限時間は9時間。9の扉を開けて船から脱出せよ……」
数字根を使って扉を開け、脱出ゲームパートで部屋から脱出し、シナリオを読み進めていくのを繰り返すゲーム性。どの部屋を選ぶか、どのキャラと行動を共にするかによって様々なEDが用意されている。
数字根:各桁の数字を足し合わせた合計数。1桁になるまで繰り返す。
おすすめポイント① 脱出ゲームパート
物語が進み部屋を移動していくことで脱出ゲームが展開される。昔ながらのポイント&クリック型の脱出ゲームであり、怪しい箇所を調べてアイテムを入手し、アイテム同士を掛け合わせることで脱出のためのアイテムを作り、鍵となる数字を手に入れるという流れ。
「青鬼」や「魔女の家」などのフリーゲームにもよく見られるゲームシステムだが、本作では部屋の中を詳しく調べることができ、最近流行りのリアル脱出ゲームと似たような体験を得られる。
良質な脱出ゲームはそれほど多くなく、リアル脱出ゲームもお高いので一度このゲームに触れて、面白さを体感してみてほしい。
ゲーム内にヒント(ほぼ答え)も用意されているため、困ったらそこを見よう。攻略サイトを見てネタバレを踏むこともなくプレイできる。
おすすめポイント② マルチエンディング
選ぶ扉、生き残った人物によって本作では複数のエンディングが用意されている。基本的にはバッドエンドだが、何度も物語を繰り返すことでトゥルーエンドに到達することが出来る。
一本道のミステリーADVとの違いは、ifの世界が本編で語られること。例えばダンガンロンパで舞園が死なないifは二次創作でしか読めないが、本作では様々な世界が重なり合って存在しているため、すべてのルートをこのゲームのみで味わい尽くすことが出来る。
おすすめポイント③ どんでん返しのシナリオ
打越作品と言えばどんでん返しであり、本作にも多くのどんでん返しが盛り込まれている。プレイ中に感じた少しの違和感を気のせいかとスルーせず、深く考えることでたどり着く物語構造の面白さはまさにゲームならではの体験と言えるだろう。
極限脱出シリーズでしか味わえないシナリオ体験は、HUNDRED LINEでも存分に発揮されると思うので、先に予習しておいた方がゲームを新鮮に楽しめる。
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