インディーゲーム
世間的には有名でないものの、僕の好きなゲームを一覧で紹介していきます。Steam版のみなどプレイできるプラットっフォームが少ないゲームも多いですが、プレイ環境のある人はやってみてください。
小規模な会社が作っていることが多く、秀逸なアイデア一本勝負だったり作者のフェチが前回になっていたり、大手作品に比べて一点突破感が強いです。そのため万人受けはしづらいものの刺さる人には刺さるものが多い。また短めのストーリーであることが多く短時間でクリアできるため、今の時代にはあっている。
Her Story
事情聴取の映像を見て事件と「彼女」を推理する追体験型ゲーム
プレイヤーが出来るのは検索システムに言葉を入力して、新たな記録映像を発見し再生することだけの中である夜に発生した殺人事件を推理していくゲーム。検索結果には最初の5個しか表示されないので、それ以上の映像がある際は検索キーワードを変えることで新たな映像を探す必要がある。(某SCRAPのMessage in a bottleと同じシステム)
なんと言っても本ゲームには回答やヒントが用意されておらず、プレイヤー自身が答えを見つけないといけないという不親切さが面白さを生んでいる。ただ、有志でヒントを掲載しているサイトなどがあるため、それを見ながらの推理でも十分楽しむことはできる。
何度もどんでん返しされてたどり着く結末には鳥肌間違えなし。
- 開発者:Sam Barlow
- プラットフォーム:Steam/スマホ
- プレイ時間:3時間
- ポイント:今までにないプレイ体験で事件と「彼女」を推理する快感を得る
Unheard
音声情報のみから事件を推理する推理パズル
過去の声を聴くことのできるタブレットを使って犯行現場の真相を暴くパズル推理ゲーム。
この話は信用できるのか?誰が話しているのか?人間関係はどうなってる?など、様々なことを考えながら音声を何度も聞いて真相に少しづつ近づいていきます。音声を聞くためには部屋の中を移動して、会話しているキャラクターについて行ったり部屋の中にとどまったりする必要がある。
自分はどこにいるべきか考えながら事件の推理をしていく感覚は他にない。
- 開発会社:NEXT Studios
- プラットフォーム:Switch/Steam
- プレイ時間:5時間
- ポイント:普段と違う頭の使い方をするので難しいが面白い
アンリアルライフ
神秘的なドット絵で作られた泣ける謎解きADV
記憶のあやふやな少女「ハル」がAIの搭載された喋る信号機「195」と協力して各地を探索して自分自身、この世界の謎を解き明かす謎解きパズルゲーム。
笛を吹いて犬を操ったり、エビを落として巨大なカメを誘導したり、画として面白いギミックが満載でプレイヤーを飽きさせない工夫を感じる。そして何よりも、ドット絵が神秘的な雰囲気を醸し出していて、作品全体の物語性を何段階も向上させている。
一部に恐怖表現を含んでいるため注意が必要なものの、謎解きも易しいものがメインであるため、ミステリーゲーム初心者、泣きたい人におススメの作品です。
- 開発会社:hako life
- プラットフォーム:Switch/Steam
- プレイ時間:5時間
- ポイント:美しいドット絵と神秘的な世界観で、一気にプレイするのが良い
GNOSIA
繰り返される対CPUの人狼ゲームの先に待ち受ける真実
人狼ゲームやってみたいけど、定石とかめんどくさいな~や人狼ゲーム怖いな~という人にぴったりの、SF要素の強い対CPUとの人狼ゲームで、主人公は何度もループを繰り返す。
人狼ゲームとしても面白くて、しゃべりすぎor静かすぎても疑われるので、いい塩梅を狙って他キャラを疑う、弁護することで吊り先をコントロールすることが求められる。役職は一般的な人狼ゲームと同じなので、対人の練習にもなると思います。
また、ループを繰り返す中でキャラクターとの親交を深めることでストーリーが進んで行くものの、例えば「ラキオ」のストーリーを見るためにはラキオが生き残っている必要があるため、占いや騎士の能力を活用して投票や襲撃から守る必要があり、どうやって他キャラにヘイトを向けるか考えるのが面白い。
- 開発会社:petit depotto
- プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/Xbox/Steam
- プレイ時間:15時間
- ポイント:人狼ゲーム入門、ループ物入門にちょうど良い
シロナガス島への帰還
作者のフェチの詰まったホラー×SF×ミステリーADV
物語を読み進めるADVパートと、ポイント&クリックで怪しい場所を捜査するパートから構成される、ひと昔前をほうふつとさせる硬派な個人開発のADV。
絶海の孤島と館というキーワードにビビッと来る人におすすめしたいのですが、ミステリ要素は少なめでSFやホラーが顔を出す場面が多いです。それ以上に、キャラクターを見て好きなキャラが居たら買うことをおすすめします。作者の癖が存分に出ていて、作者と同じ癖なら好きなシーンがたくさんあると思います。
ひぐらしが好きな人には刺さると思う。
- 開発会社:Petit Depotto
- プラットフォーム:Switch/Steam
- プレイ時間:6時間
- ポイント:これぞ個人開発というべきインディーゲームのお手本
デスカムトゥルー
まさにプレイする映画、本郷奏多主演の実写ミステリーADV
記憶喪失の男がホテルの一室で目を覚ますと、自身が指名手配されているニュースが流れてきた。本郷奏多演じる「カラキマコト」は様々な登場人物の思惑の中でどんな結末を迎えるのか。
ジャンルとして「インタラクティブ映画ゲーム」と評されているように、実写映像が流れて選択肢を選ぶと実写映像が流れるという仕組みのゲームで、ゲーム性は薄め。
脚本にはダンガンロンパで有名な小高さんが関わっていて、2~3時間でストーリーがきれいに完結するので、映画に飽きたからゲームやってみよう!という人におすすめのゲームです。
- 開発者:IzanagiGames
- プラットフォーム:Switch/Steam
- プレイ時間:3時間
- ポイント:今では珍しい実写ADV、ストーリの面白さは保証できる
パラノマサイト FILE23 本所七不思議
ゲーム媒体をフルに使った謎解きホラーADV
昭和後期の東京都墨田区を舞台に呪いの力を得た9人の男女が、七不思議に隠された「蘇りの秘術」を巡って争いあう群像劇。
様々な思惑を持ったキャラクター達を行き来して、呪いの力を使った殺し合いやその裏に潜んだ黒幕を追い詰めていく、選択肢とポイント&クリックのホラーミステリーADVだが、各所にそれだけじゃないものが点在している。例えば音を聞いた相手を呪い殺す敵にどう立ち向かうかなど、メタ的な推理も必要になってくる。
続編の制作も噂になっているので今のうちにプレイしておくのが吉!
- 開発会社:SQUARE ENIX
- プラットフォーム:Switch/Steam/スマホ
- プレイ時間:6時間
- ポイント:ホラー要素もあるが純ミステリーとして楽しめる
未解決事件は終わらせないといけないから
ミステリーゲームでは珍しい題材、児童行方不明事件の真相を多くの証言から見つける
「犀華(サイカ)」が行方不明になった事件の調査のために、主人公(プレイヤー)は様々な証言の発言者が誰か、時系列はどうなっているかを考え、整理していくゲーム性。
証言している人はほとんどが嘘を吐いていて、ただ文を読んでいるだけでは真相にはたどり着けないので、証言どうしを突き付けて矛盾する箇所を見つけて真相を明らかにする、ピュアな推理が出来るのが魅力的。
真相に気づいた時の鳥肌は今でも覚えています。かなり個性的なゲームで、本作からでないと摂取できない栄養素もあるはずです。
- 開発者:Somi
- プラットフォーム:Steam
- プレイ時間:3時間
- ポイント:一気にプレイして推理する快感を得よう
レイジングループ
ひぐらし×人狼ゲーム
時折出てくる選択肢を選ぶとストーリーが進行し、プレイヤーはひたすらそれを読むという実質ひぐらしのゲーム。主人公「房石」はループ能力を得て、狂気と死の渦巻く「黄泉忌みの宴」からの脱出を目指す。
要素としてはひぐらしと似た部分が多いものの、人狼ゲームが題材となっていて独自性は高い。元祖人狼ゲームと異なる点としては、人間関係の濃い村の中でゲームを行うため、感情で投票が行われたり、人柱が存在しないことが挙げられます。
仲の良い人や家族を殺させないために偽証したりヘイトを向けるため、より人間味のある議論が展開されます。
- 開発会社:KEMCO
- プラットフォーム:Switch/PS4/Steam/スマホ
- プレイ時間:16時間
- ポイント:先の気になるシナリオとホラー要素がマッチした独特な雰囲気
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも国内ミステリーADV市場が盛り上がることを願って記事を書きました。今後も僕のプレイしたゲームを順次追加していく予定なので、忘れたころに再び見に来てもらえると嬉しいです!
詳しくレビューした記事も載せていくので、そちらも参照してください。
以上ポコたくでした!
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