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十神白夜 通信簿イベントまとめ

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この記事では生き残り組である十神白夜の通信簿イベントをまとめています

通信簿イベント-1

………………
…1つ質問させてもらおうか。

え? 十神クンがボクに質問…?

前から少し気になっていた事があってな。その疑問を解消する為だ…
では、聞かせてもらうぞ。お前の”超高校級の幸運”とは、どういう意味だ?

え、えーっと…それは…
ボクにも、よくわからないんだけど…
単に、普通の学生の中からクジで当たっただけらしいんだよね。

つまり、ただの運という訳か…
…なるほど、これで疑問も解消された。

疑問って…?

お前のような”なんの才能もない人間”が、この学園にいる理由だ…
いや、正確に言うなら、”なんの才能も可能性もないつまらない人間”だな…

(なんの才能も可能性もない…つまらない人間…)
そ、そこまで言わなくても…

だが、事実だ。

…それは”超高校級の御曹司”の十神クンと比べたら、そうかもしれないけど…
でも、ボクだって…!

”超高校級の御曹司”なんて言葉だけで片付けてもらっては困るな…
俺は血筋だけではなく、頭脳も容姿も運動能力も何もかもが超高校級だ…
言わば”超高校級の完璧”…次からは、そう呼んでも構わんぞ。

(そ、そこまで言うんだ…)

何も持たないお前と、すべてを持つ俺…つくづく、人間とは平等には出来ていないな…
苗木、俺はお前に同情するぞ。人生とは残酷だな…

………………

…せめてもの情けだ。いずれ俺の栄光の話でも聞かせてやろう。
栄光に縁のないお前に対する俺からの恵みだ。感謝するんだな…

(そんな憐みの言葉だけを残して、十神クンは、その場から立ち去ってしまった。)
十神クンについて1つだけわかった…
彼と話していると、かなりの精神的ダメージを負う…って事が。

通信簿イベント-2

しょせん”超高校級の御曹司”と言うのは、俺の数ある能力の1つに過ぎん…
御曹司という言葉から勘違いされがちだが、俺は十神家の庇護に頼っているだけではない。

(あれ…? なんか勝手に話が始まってる?)

むしろ、俺が十神一族の救世主なんだ。
十神財閥はすでに世界的な財閥だが、俺の代で、さらに飛躍するだろう…
俺は、そう期待される程の逸材さんだ。十神一族の誰もが一目置くほどのな…
つまり、俺は選ばれし一族の中でも、さらに選ばれし存在という訳だ。

す、すごい自身…だね…

根拠があるからこその自身…実戦に裏付けられた自身だぞ。

…実戦?

俺の個人資産はすでに400億を超えている…すべて、十神の力に頼らずに自分で稼いだ金だ。

そ、そんなの…どうやって!?

株式売買だ…
1日の内に、株の購入、売却を行い、その銘柄の株価の騰落の差分を得る超短期の株式売買…
無能なお前でも、聞いた事くらいはあるはずだぞ?

(1日で株を売買する株式売買の方法…聞いた事があるぞ…)
デイトレード…だよね?
じゃあ、十神クンはデイトレードで400億も稼いじゃったの?

ヒマ潰しにやっていたら、いつの間にか、そうなっていただけだ…
…大した事ではない。

(いや、大した事あるだろ…って言うか…)
そもそも、高校生に株の売買なんて出来るの?

…俺は十神白夜だぞ。

(答えに…なってるのか…?)

その程度の鐘では十神財閥は何も変わらんが、俺個人の資金源としては役立っている。
これで、わかっただろう? オレが単なる御曹司ではないという事がな…

つまり、十神クンは…
”超高校級のデイトレーダー”として選ばれてても、おかしくなかったって事だね…

デイトレードはもうやめたがな…簡単で退屈過ぎて、つまらんゲームだったからな…

(とんでもない事言うな、この人…)

俺は何かをする度に、いつも実感させられている…
俺にとって、この世界は簡単過ぎるんだ。
思いのままに動いて当然…俺にとって、世界とはそういうものだ。

(それが、十神クンの自信の裏付け…
それにしても、世界が違い過ぎるな…
本当に…世界が違い過ぎる…)

通信簿イベント-3

おい、苗木…お前に聞きたい事がある…

(ボクに聞きたい事…?
明らかに、嫌な予感がするけど…)
えーっと、何かな…?

人生において成功出来るのは、選ばれた人間だけだ…
その他大勢は、叶うはずのない夢を抱き…いや、夢さえ抱けないまま散っていく。
あくせく働いて小銭を稼ぎ、その小銭で生き長らえるだけの人生…
…俺にはわからん。そんな人生に意味がなどあるのか?

なんで…ボクに聞くの…?

お前がまさに”その他大勢”だからだ。わかりきっている事を、いちいち聞くな…

(やっぱり…そう来たか…)

今まで、俺の周りにはお前のような人間はいなかった…だから、興味があるんだよ。
せっかくだから聞かせてもらえるか? 可能性のない人生を過ごす気分をな…

…ちょ、ちょっと待ってよ!
可能性のない人生なんて…ボクは、そんな風に思った事ないよ!
もちろん、ボクが十神クンみたいになるのは、無理だけどさ…
でも、人それぞれって言うか…人生の数だけ幸せがあるって言うか…

まるで、三流ヒットソングから取ってきたような、使い古された文句だな…
だが、”その他大勢”らしい言葉だ。そうやって自分を慰めながら生きているという訳か…

そ、そんな言い方って…!

だが、事実だ…
どんなにあがいたところで、お前らは世界を動かせるような存在にはなれない。
お前らが消えたところで、世界に影響はない。つまり、お前らは世界に必要とされていないって事だ。

せ、世界に影響するとかしないとか…そんなの…関係ないよ…
特別じゃない普通の暮らしの中にも、人と人とが共に生きる面白さだってあるんだ…
自分が満足する生き方さえ出来れば、ボクは幸せだよ。
だって、他人と比べてもキリがないし…
それこそ、生まれながらにして成功を約束された十神クンなんかと比べてもさ…

…待て!
生まれながらにして…だと?
お前は…わかっていない…
まったく、わかっていない…!

…え?

最初から選ばれただけの人間など…本当の意味で、選ばれたとは言えない…
戦って、勝ち取ったからこその、”選ばれた人間”なんだ。

…ど、どういう意味?

お前らは甘えているだけだ。自己満足の世界に逃げているだけだ。
戦い、競争、比べ合い…そこから逃げているだけだ。
それだから、”その他大勢”の人生しか歩めない…
まったく…頭を抱えたくなるほどの愚かさだ…

(そんな強い感情が込められた言葉だけを残し、十神クンは、その場から去っていった。)
十神クン…なんか様子がおかしかった…
(…というより、途中からおかしくなったんだ。
”生まれながらにして”って言葉を、ボクが口にした直後から…)
どういう事なんだろう…?

通信簿イベント-4

手の中のスズメは屋根のハトよりも良い…

…は?

ドイツのことわざだ…
遠くにある良い物より、近くにある劣った物の方が良いという意味だ。

それが…どうしたの…?

ここにはいない優秀な人材よりも、すぐ傍にいる愚かな人材の方がマシ…
…苗木、俺の雑用係になれ。

…は?

お前らのような一般的な落ちこぼれでは、頑張っても年収1000万が関の山だろう…
だが、俺の雑用係になれば、それ以上の給料で一生を保証してやろう。
そうだな…俺の誕生日にちなんで…
その5.5倍の給料でどうだ?

(1000万円の5.5倍の給料…? という事は…
5500万円!? 一流企業の社長並の給料じゃないか!?)

雑用係といっても、付き人みたいな仕事だけではないぞ。
将来的には、俺の補佐として、いくつもプロジェクトを任せる事になるだろう。
そこで結果さえ出せば、十神財閥の中枢で活躍していく事も可能だ。
…断る理由はないはずだぞ。

(いきなり…なんの脈絡もないけど…十神クンの事だから本気なんだろうな…
でも…ボクは…)
悪いけど…断るよ…

………………
俺が、お前に与えようとしているのは、人生を変える戦いの場だ。
普通の人間では、その機会さえ与えられない…それほど貴重な戦いの場なんだ…
わかっているのか? これはチャンスなんだぞ?
”その他大勢”から抜け出せるチャンスなんだぞ?
それとも、そんなに怖いのか? 戦い、競い、比べ合う事が…

そうじゃなくってさ…
ボクは自分で見つけたいんだ。自分が戦う場くらいはさ…
与えられるんじゃなくて、自分自身で、ちゃんと見つけたいんだよ。
自分が命をかけて戦う場所なんだから…自分で納得する形で選びたいんだ。

………………
お前が言っていた言葉は、本気だったという訳か。
自分が満足する生き方さえ出来れば幸せ…
…なるほど。それがわかっただけでも、試した甲斐はあったようだ。

…え? 試した?

当然だ。お前如きが俺の雑用係など、考えただけでも吐き気をもよおす…

じゃ、じゃあ…

だが、報酬の話は本当だ。お前が受けていれば、報酬だけは渡すつもりだった。
騙されたと騒がれたりしては、面倒だからな…

(…って事は、受けていたら…何もしないでお金だけ貰えた…?
ちょっと…後悔かも…)

だが、本気だとしたら、ますます、理解出来んな…
戦うでもなく、戦いから逃げるでもない…何がしたいのか、さっぱりだ。

だから、言ってるでしょ…
ボクはただ、自分自身で納得する生き方をしたいだけだって…

フン…言うだけなら何とでも言える。
ならば、それを最後まで貫き通してみろ。
そうしたら…その時は、俺も認めてやるよ。

…だったら、認めさせてみせるよ。
ボクのやり方で…いつか絶対にね…

…期待せずに待ってるとしよう。

通信簿イベント-5

………………
いい加減、理解したらどうなんだ?

…え?

今まで、お前には、俺の貴重な時間を何度も割いてやった…
だが、結局なんの意味も生まれなかった。
つまり、オレとお前が話していても、互いに得るものなんてないんだよ。
この先、ずっとな…

だ、だけど…もっと、お互いの事をよく知れば…

俺とお前は、決して相容れない…
俺とお前は、住む世界はもちろん、思想も生き方もまるで違うんだ。
落ちこぼれは落ちこぼれらしく、落ちこぼれ仲間でも見つければいい。
そして、落ちこぼれ同士で、傷のなめ合いでもしていろ…

落ちこぼれって…そんなに連呼しなくても…

…お前の自己満足が本気だろうとウソだろうと、もはや関係ない。
何があろうと、俺は戦い続け、そして勝利し続けなければならない…
…それに変わりはないんだ。

ずっと勝ち続けなくちゃいけないなんて…そんな生き方で辛くないの…?

それが”選ばれた人間”の宿命だ。

(選ばれた人間の宿命…)
ねぇ、前から気になっていたんだけどさ…
十神クンの言う”選ばれた人間”の意味って、どういう事なの?
なんか…普通の意味とは重みが違う気がするんだけど…

………………
…いいだろう、時間を無駄にするついでだ。最後に1つだけ話しておいてやろう。
俺がいかにして”超高校級の御曹司”と呼ばれるようになったのかをな…

(十神クンが”超高校級の御曹司”と呼ばれるようになった理由…?)

…それは、十神一族の繁栄の秘密でもある。
我が十神一族がここまで繁栄した理由は、その”特殊な世襲制度”にあるんだ。

特殊って…どういう意味?

我が一族の当主には、決まった妻が存在しない…
その代わり、世界各国の優秀な女性の間に、数多くの子を作っている…

(世界各国に…数多くの子…?)

そして、そいつらに競争をさせ、そこで勝ち残った者こそが…
十神一族の次代当主となれるんだ。

つまり…兄弟同士で争い合うって事!?

俺の時、次期当主の座を奪い合ったのは、男女合わせて全部で15人だった。
そこで勝ち上がったのが、その中でも末弟の俺だったという訳だ。
十神一族の歴史上では始めてだったらしいぞ。末弟が勝ち上がるなんて事はな…

(な、なんか壮絶過ぎて…
話を聞くだけで精一杯だ…)

…これで、わかっただろう?
俺は戦う事で勝ち取ったんだよ。”超高校級の御曹司”の座をな…
生まれながらにして成功を約束された…なんて、のん気な話じゃない。
まさに、命をかけた戦いで勝ち、そして”選ばれた”んだよ。

命をかけた戦いって…じゃあ、負けた兄弟は…?

…殺される。

こ、殺される!?

と言っても、物理的な話じゃない。十神一族から追放されるという意味だ。
だが、それは殺されたも同然だ。お前のような落ちこぼれと同じ立場になるんだからな。

でも、そんなの…いくらなんでも厳しすぎるんじゃ…

厳しい戦いを勝ち抜いたからこその、”選ばれた人間”なんだ。
それでこそ、十神財閥の当主に相応しい…勝利を義務付けられた一族の当主に相応しい…
つまり、俺はそれだけの覚悟を背負っているんだ。常に勝利し続ける覚悟をな。
だから、俺は勝ち続ける。
そうでなければ…負けた連中に悪い…

(彼には常に勝利という宿命が付きまとう。だからこそ、十神クンは言うんだ…
勝つのは当然だと…)

…最後に言っておくが、俺が勝つのは、このゲームでも同じだぞ。
こうワクワクするゲームは久しぶりだから、せいぜい楽しませてもらうが…
最終的には俺が勝つ。お前らにも黒幕にも誰にも負けん。
お前らの全員が殺されようとも、必ず、俺が勝つ。
俺が、十神白夜である以上はな。

(十神クンは言い切った。一切の迷いもなく言い切った。
それは、十神クンだから言える言葉…
勝ち続ける事を宿命づけられた十神クンだから言える言葉…
正直、十神クンと話せば話すほど、彼との距離を感じてしまうけど…
それは、十神クンの事がわかってきたから…
もしかすると、そういう事なのかもしれない…)

では、これで本当に終わりだ。もう二度と俺に付きまとうなよ。
…じゃあな、落ちこぼれ。

(それでも、十神クンとは一生、友達にはなれないんだろうな…)

”特殊な世襲制度”に関する話はスピンオフ小説「ダンガンロンパ十神」で読める

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