2010年代のミステリーADVの金字塔「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」 レビュー

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DanganRonpa
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  • ジャンル:ハイスピード推理アクション
  • CERO:D
  • 発売年:2011年
  • 発売元:スパイク・チュンソフト
  • 値段:1960円
  • ハード:Steam、Switch、iOS、Androidなど
  • クリア時間:15時間

2011年に発売され、2010年代のミステリーADVの金字塔として逆転裁判と共に一時代を築いた、「ダンガンロンパ」をレビューしていきます。

1章の内容に関しては多少ネタバレしてしまう部分もあるため、未プレイの人は下の記事からの閲覧をおすすめします。

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ゲーム概要紹介

超高校級」と称される優れた能力を持つ高校生ばかりが集められた「希望ヶ峰学園」に入学した生徒達が、「卒業するためには仲間を殺すこと」というルールの元に次々と発生する殺人事件を「学級裁判」で解決していく

Wikipedia
1章事件のネタバレ込みの解説記事

日常パート⇒動機提示⇒事件発生⇒捜査⇒学級裁判⇒おしおきという流れを章ごとに繰り返して、各事件の犯人を見つけつつコロシアイ学園生活を作り出した黒幕に近づいていく、今では王道なデスゲームものの流行を作ったと言える作品。

このゲームの秀逸な点は、以前はグロテスクで醜悪なものとして描かれていた、人の生死を賭けたデスゲームをサイコポップに表現したことだろう。ゲームだけでなく漫画への影響も大きい。

ダンガンロンパを基準としてデスゲームものを見ていくと、以前は「バトルロワイアル」といった血が噴き出て内臓が飛び出るといった、グロさに焦点を当てたものが多い。

一方で以後ではダンガンロンパフォロワーとも言えるような、ポップさのある殺し合いが起こる作品も増えてきている。例えば「キルラキル」や「リアルアカウント」などがその系譜と言えるだろう。

デスゲームの新機軸を作り出したゲームであり、今後もダンガンロンパフォロワーな作品は増えていくだろう。そんな中、原点に触れておくのは良い経験となるはずだ。

印象に残るビジュアルとBGM

ダンガンロンパを紹介するうえで外せないのは、その特徴的なビジュアルだろう。一目見ただけで脳に焼き付くようなキャラクターが多く、彼らの持つ超高校級の才能と合わせて15キャラをすぐに覚えることが出来る。

才能も「野球選手」や「プログラマー」といった一般的なものから、「ギャル」や「御曹司」というどんな才能かよくわからないものもあり、バラエティーに富んでいる。

また、2.5Dという特殊演出が行われていて、3D空間の背景に2Dのキャラクターを投影した画面は紙芝居のような雰囲気を感じる。

また、BGMも耳に残る印象的なものである。OPの「DANGANRONPA」はめちゃくちゃオシャレで聴くたびに高揚感を感じる。BGMの使い方も上手く、最後の学級裁判でこの曲が流れたときは手を止めて聞き入ってしまった。

また、後述する学級裁判中の曲も気分を盛り上げつつも推理の邪魔にならない絶妙な曲となっている。ほとんどの曲がSpotifyに入っているため、既プレイ・未プレイ者全員一度は聞いてみてほしい。

サイコポップと熱さが共存したシナリオ

本作はアドベンチャーゲームであり、ストーリードリブンなゲームである。つまり、シナリオがゲームの根幹を担っていて、ゲーム性はシナリオの面白さを増幅させるための装置でしかない。

キャラクターを操作すること自体が面白いアクションゲームとは方向性の異なるゲーム体験であり、どちらかと言うと小説を読む・映画を見る方が体験としては近い。(詳しくは小高さんのインタビューや「桜井政博のゲームを作るには」を参照してください)

そのため、ゲーム性よりむしろストーリー自体が面白い必要がある。しかし、本作はそんなハードルを軽々と飛び越え、次々に殺人事件が起こるサイコポップさと少年ジャンプのような熱い王道展開が共存した、秀逸なシナリオによって唯一無二なゲーム体験が得られる。

サイコポップなおしおき(処刑シーン)
物語ラストの激アツ名場面
ポコたく
ポコたく

もし記憶がない状態で一つゲームをプレイしなおせるなら、僕は即答でダンガンロンパをプレイします。
特に中高生の頃に触れてもらって、人格形成に影響を与えてほしい。

脳汁があふれ出る学級裁判

殺人事件が起こった際、犯人を捜すために生き残った生徒全員で議論を行う「学級裁判」が行われる。全員が被告人であり、弁護士であり、検察官なのである。

従来のアドベンチャーゲームでは証言に対して矛盾する証拠を選ぶことで物語が進んで行くが、本作ではこの部分にアクション性が追加された。

学級裁判では様々なミニゲームが展開されるが、基本となるのはノンストップ議論である。

矛盾する発言に対して、捜査で集めたコトダマを狙いをつけて発射することで物語が進む。一般的なアクションゲームがクリアできる人なら簡単にエイム出来るくらいの難易度だが、矛盾をロンパしたときの気持ちよさは他のゲームでは味わえない。

スーパーマリオブラザーズ ワンダー Switch HAC-P-AQMXA

近年ではノンストップ議論のシステムを使ったゲームとして、「ウーマンコミュニケーション」というゲームも販売されている。下ネタが平気な人は是非プレイしてみてほしい。

終わりに

加藤純一 ダンガンロンパ配信切り抜きまとめ とても面白い
サロメ嬢 ダンガンロンパ配信

本サイトではダンガンロンパを中心に、様々なゲームに関する解説・レビューを作成しています。またご縁があればお会いしましょう!!!

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