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ダンガンロンパ 4章事件【ネタバレ徹底解説】

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この記事では、「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」の4章で発生する殺人事件について、犯人とその方法、おしおきまで考察を交えながら徹底的に解説します。記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際は気を付けてください。

こんな人におススメ

  • ダンガンロンパプレイ済みで手早く復習したい人
  • 配信で見るのに予習したい人
ポコたく
ポコたく

他殺に見せかけられた自殺

何回見ても涙がこぼれてくるいい章です!

3章の解説はこちら⇩

全事件の解説はこちら⇩

キャラクター紹介

大神さくら

超高校級の格闘家」であり、現役女子高生ながら総合格闘技の世界大会を制覇した。
その人間離れした身体能力や外見とは裏腹に、ダンガンロンパシリーズ全体を見ても屈指の常識人かつ良識のある人間である。

作中では家族を人質に取られていたため、場が膠着状態に陥った際に事件を起こす「内通者」としての役割が与えられた。

朝日奈葵

超高校級のスイマー」であり、水泳部員でありながらも数多くのスポーツで結果を残すスポーツ万能選手。特に水泳では高校生記録をいくつも塗り替えている。
まっすぐなスポーツマンといった印象で、ギスギスしがちな無印においてムードメーカーをしている。(ただし今章では……)

朝比奈と書くと某ハルヒに出てくる未来人になってしまうので注意。

どんな事件?

内通者である大神さくらが毒薬を飲んで自殺したというシンプルな事件であるものの、色々な人が事件に介入したことで複雑化した。

詳細解説

ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。

大神vsモノクマ

セレスの事件が終わった夜、苗木は体育館で戦う大神とモノクマの姿を目撃する。
話の中から、大神が内通者であることと家族を人質を取られていることを知る。

大神vsモノクマ

内通者の発覚と疑心暗鬼

モノクマは大神の裏切りに対して、動機として内通者の存在およびそれが大神であることを全員へ公表した。

内通者をばらすモノクマ

内通者の存在が発覚したことで、大神を警戒する葉隠・腐川・十神の集団と、大神を信じる朝日奈・霧切・苗木へ分断されることになる。
モノクマの狙いである疑心暗鬼を生み出すことになった。

朝日奈の健康的な太もも

朝日奈が傷つけられる

疑心暗鬼が加速し口論の結果、ジェノサイダー翔が朝日奈を傷つけるという事件が発生した。
葉隠の必死の叫びやジェノサイダー翔の流儀(萌える男子しか殺さない)から朝日奈が殺されることはなかったが、大神は自分でけじめをつける決心をした。
疑心暗鬼を止めるため、内通者である自分が自殺するという決意である。遺書を用意して自殺に臨む。

怒る大神

大神警戒組の呼び出し

自殺の前に仲間たちが再び団結できるよう、疑心暗鬼を解消するために、葉隠・腐川・十神と話をする場を作ろうと三人を別々に呼び出した。
話し合いの場は娯楽室で、初めに腐川がやってきた。彼女はロッカーの中に隠れて室内の様子をうかがっていた。
十神は警戒してそもそも話し合いの場に来なかった。
その後、大神と葉隠がやってくる。

葉隠の攻撃

大神の鬼気迫る様子に殺されると勘違いした葉隠は、モノクマボトルを使って殴りつける。
この一撃によって大神は短時間気絶し、気絶した大神を見た葉隠は自分が殺してしまったと思い込んだ
娯楽室内の雑誌に「フカワ」と偽のダイイングメッセージを残し逃げ出す。

ジェノサイダー翔登場

この様子をロッカーから見ていた腐川は、自分の名前が書かれた雑誌を棚に戻す。
振り返ると、顔面を血だらけにした大神が目の前に立っていた。
血を見たことでジェノサイダー翔となり、身の危険を感じたためモノクマボトルで大神を殴りつけて逃げ出す。

大神の自殺

二度目の殴打だったが、大神は超人的な肉体によって死ぬことはなかった。
殺人実行犯としておしおきされる人が出ないようにするために、大神は自分が用意した毒薬を呷る

一方で「醜い争い合いに絶望した」という大神の遺書を読んだ朝日奈が娯楽室の死体を発見する。これを読んだ朝日奈はクロを間違えて指摘することによる心中をもくろむ。
ただし、この遺書はモノクマの用意した偽の遺書であった。

死体発見時

苗木が娯楽室の扉の窓を破り、大神の死体に気を取られている隙に、朝日奈は地面に落ちていた毒薬の瓶を回収し、化学室でプロテイン容器を用意する。
娯楽室に戻ってプロテイン容器を地面に落とし、服毒自殺ではないと印象付ける偽装工作を行った。

実際には仲間たちで結束を強めるために自身が犠牲となるという遺書が朝日奈に向けて残されていた。

事件解決のポイント

謎の手形

娯楽室のロッカーには謎の手形が残されていた。誰かがロッカーの中に入っていたことを示していて、「娯楽室に行っていない」と主張する腐川をロンパする根拠となった。

ダイイングメッセージ?

現場には「フカワ」と書かれた血文字のダイイングメッセージが残されていた。しかし、大神の指先に血はついておらず、犯人を示すものなのに雑誌棚の中に隠されているなど不自然な点が多い。

大神の残した物ではなく、誰かが偽装のために作ったものであることが分かり、葉隠の事件への関与が示された。また、これが隠されていることからも腐川が現場にいたことが示される。

密室殺人

扉は椅子によって開かなくなっていて、他に出入り口がない完璧な密室を構成していた。

実際は大神が他の人に疑いが向かないように密室を作っていたのであり、モノクマの遺書の介入によって朝日奈が暴走しなければ、簡単に片付いた事件だったと思われる。

朝日奈の不審な態度

死体発見後、死体に近寄らずに他の人を呼びに行くなど、普段の朝日奈では考えられない行動を取っていた。この際に偽装工作を行っていた。
丁寧にキャラクターの心理を見ていれば死体発見の時点で彼女が犯行に関係していることにも気づけるかも……?

おしおき解説「ショベルの達人」

クロである大神が自殺したため、今回はおしおきがないと思われていたが、モノクマはネットワークに侵入していたアルターエゴに対しておしおきを執行した。生徒でないためいつでも死刑を執行できるという理屈だが、苗木たちおよびプレイヤーに強い怒りを植え付けた

モノクマ扮するショベルカーの達人が、アルターエゴの入ったノートPCを原型のなくなるまで破壊し、ボール状にするというおしおき。人が対象でないため、あまりグロさや痛みを感じることはないが、かわいそうが過ぎる

後の作品でも出てくる重要なアイテムとなった。

終わりに

本格ミステリーで他殺に見せかけた自殺ネタは辟易するものも多いですが、本事件ではダンガンロンパの状況設定の特殊性と合わせて、魅力的な事件へと昇華されています。

5章事件の解説はこちら⇩

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