この記事では、「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」の2章で発生する殺人事件について、犯人と殺害方法、おしおきまで、考察も含めながら徹底的に解説します。
記事の構成上ネタバレを多く含みます。閲覧の際はお気をつけください。
全事件もまとめています⇩


手元にある凶器で衝動的に殺人を実行したシンプルな事件のはずが、第三者の介入によって犯人すらも全容を把握していない事件へと様変わりしてしまいました。
連続殺人鬼「ジェノサイダー翔」が学園内に潜んでいることも暴露されます。
1章の解説はこちら⇩

キャラクター紹介
不二咲千尋
「超高校級のプログラマー」であり、その見た目に反してプログラミングの技術は神業級。
幼少期に父のプログラムをいじって『音声認識システム』を開発してしまうほどの天才。
本編では人工知能「アルターエゴ」を作り、今後の物語に大きな影響を与える。

人に知られたくない恥ずかしい秘密を抱えており、今回の事件の動機になった。
その秘密は「男である」ということ。
自分の「弱さ」に極度のコンプレックスを持っていた不二咲は、女装して自分を守る殻としていた。
しかし、モノクマからの動機の開示でどうせ男であることがバレてしまうなら、これを機に変わろう! と、体を鍛えて自身のコンプレックスを解消しようとした。

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大和田紋土
「超高校級の暴走族」であり、関東最大の暴走族「暮威慈畏大亜紋土(クレイジーダイアモンド)」の二代目総長を務めている。
二つ上の兄に初代総長・大亜(だいあ)がおり、二人合わせて「ダイアモンド兄弟」と称されている。
サウナ対決を通じて「超高校級の風紀委員」石丸清多夏と親交を深め、兄弟と呼び合う仲になるなどThe・漢といった風貌と性格。

彼の秘密は「兄を殺した」こと。
2代目総長を引き継ぐ際のバイクでのスピードバトルの最中、対向車線に出てトラックに轢かれそうになった紋土を兄の大亜が助け、トラックに轢かれた大亜はそのまま死亡した。
しかし、対外的には弟に負けそうになった兄が暴走して事故って死んだということになっていて、この秘密がバレるとチームが解散する原因になってしまう。

秘密を暴かれないようにするため & 自分の弱さをさらけ出す不二咲への嫉妬によって、衝動的に不二咲を殺害する。
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十神白夜
「超高校級の御曹司」であり、あらゆる分野において高い能力を持つ、自他共に認めるエリート中のエリート。十神家の力に頼らずとも、デイトレードで400億円以上もの個人資産を築き上げた。

女子更衣室から出てきた大和田を目撃したことで、殺人事件が起きたことを把握し面白さのために事件に手を加えた。
ジェノサイダー翔の仕業のように見せかけるため死体を磔にして血文字を残した。

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腐川冬子
「超高校級の文学少女」であり、恋愛小説のベストセラー作家。代表作である漁師と女性の恋を描いた「磯の香りの消えぬ間に」で一躍ヒットし、同作を読んだ若い女性の間で漁師が大人気になるなどの社会的影響を与えている。
しかし性格はとても根暗で卑屈・後ろ向きなため、人付き合いが苦手。
ちなみに、「磯の香りの消えぬ間に」はシナリオライターである小高さんの自主製作映画から名前を取っているらしい。

一方で、二重人格であり、ジェノサイダー翔という「超高校級の殺人鬼」の人格も持っている。
萌える男子を標的にしていて、はさみを使って殺人・磔を行うその手口は残虐。

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どんな事件?
トラウマを刺激された大和田が、衝動的にダンベルで不二咲を撲殺。
不二咲との男の約束(=不二咲が男であることを隠す)を守るため、事件現場の偽装を行い、男子更衣室と女子更衣室をまるっと入れ替える。
その後、大和田が女子更衣室から出てくるのを見ていた十神が、ジェノサイダー翔の仕業に見せかけて血文字と死体の磔を行った。

詳細解説
ここからは時系列順に詳しく事件の内容を見ていきましょう。
事件前に…サウナ対決
事件の前に、優等生と不良として反目し合う石丸と大和田がサウナ対決によって友情を深めあい、互いに兄弟と呼び合う仲になった。
この際、大和田は服を着たままサウナに入っていたため、熱に弱い電子生徒手帳は壊れてしまった。

詳しくは証拠解説の部分で書きますが、熱によるダメージが電子生徒手帳を壊す唯一の方法!
というか着衣サウナって汗でべとべとになって気持ち悪そう。

憎くて愛らしいモノクマからの動機提示
モノクマが提示した動機は「恥ずかしい秘密の公開」であり、24時間以内に殺人事件が起こらないと世間に秘密を公表すると脅される。
苗木には小5までおねしょをしていたという秘密がやってきた。
石丸から先に全員分発表し合おうと提案があったが、腐川・セレス・十神・大和田・不二咲の反対によって却下される。

不二咲の決意
被害者である不二咲の秘密は「男である」ということ。
弱い自分を隠すためにスカートを履いて女の子らしく振舞っていたが、これを機会と捉え、弱い自分と決別するために心と体を鍛えるトレーニングを始めようと決心した。

その際に秘密を共有しようと思ったのが「男の約束」にこだわる、男らしさの象徴である大和田だった。
男の中で最も強い大和田に自身の秘密を打ち明けようと、夜時間に男子更衣室に呼び出す。この際、倉庫から着替えのジャージを持って行くのをセレスに目撃された。

衝動的な殺人
更衣室の中で、強い大和田に憧れたという話をするが、それが大和田のトラウマを刺激した。

大和田は「兄を殺した」秘密を持っている。
兄を超えるためにバイク勝負をした際に、無謀な走りをした大和田を庇って、兄が犠牲になってしまった。
チームをまとめるためにも、自分の弱さで兄が死んでしまった事実を公表されるわけにはいかない。

秘密を隠し通したい思いと、秘密を打ち明ける強さを持った不二咲への嫉妬が重なり、手に持ったダンベルで衝動的に不二咲を撲殺する。
そこで我に返った大和田だが、既に不二咲の命は失われていた。
大和田による偽装工作
正気に戻り自身の行動に絶望感を抱きながらも、自分を信じて男であると打ち明けてくれた不二咲の秘密をばらすわけにはいかないと考えた大和田は、更衣室の入れ替えを行った。
女としてふるまっていた不二咲の死体が男子更衣室で見つかるのは不自然なので、事件現場をまるっと偽装したのである。
舞園or江ノ島の電子生徒手帳を借りて女子更衣室の扉を開き、死体と血の飛び散ったマットとポスターを交換した。

また、不二咲の電子生徒手帳をサウナに投げ込み、電子生徒手帳を破壊した。


大和田が行った偽装工作はここまで。
学級裁判を乗り切るために全員を騙そう!というよりは、不二咲の秘密を守るために行動している。
十神の介入
常に二階の図書室で本を読んでいた十神白夜が事件に介入する。
十神は偶然、女子更衣室から大和田が出てきたのを目撃し、その後死体を発見した。
そこで、事件を複雑にしようとジェノサイダー翔の犯行に見せかけ、不二咲の死体を磔にし、チミドロフィーバーの血文字を残した。
磔には図書室で使用されていた延長コードが用いられた。


死体を磔にする際に不二咲の体に触れてはいるものの、不二咲男説には至らず。
やはり無印十神はかませ眼鏡…。

事件解決のポイント
大神のこぼしたプロテイン/ポスターの違和感
事件前、大神は女子更衣室でプロテインコーヒーをこぼしていて、カーペットに染みを作っていた。
しかし、事件後に調べてみるとその染みは消えている。男子更衣室を調べると、なぜかカーペットに染みが出来ていた。


また、男子更衣室には人気男性アイドルグループ「トルネード」のポスターが、女子更衣室にはグラビアアイドルのポスターが貼られていた。

これらの違和感から、事件現場がまるまる交換されていることが分かる。
電子生徒手帳
起動時に名前が表示されたり、更衣室の鍵を開けるのに使用するなど様々な機能がある。
各人が保管していて、死亡した生徒のものは玄関ホールに置かれている。
捜査時、舞園・江ノ島・壊れたものが玄関ホールに置かれていた。
電子生徒手帳は非常に頑丈に作られていて、おしおき「千本ノック」を受けた桑田のものも壊れていなくて使用可能だったが、唯一熱に弱く高温に長時間さらされると端末が壊れてしまう。

つまり、捜査時点で玄関ホールに置かれていた壊れた電子生徒手帳は大和田のモノ。
桑田のモノが壊れていると偽装しようとしていた。
大和田の手元には桑田の電子生徒手帳があり、大和田を追い詰める重要な証拠となった。
電子生徒手帳が残っていると、更衣室に使用することで性別が判明してしまう可能性がある。
そこで大和田は、不二咲が男である秘密を守るために彼の端末をサウナ内に放置することで破壊した。

十神の偽装
十神は図書館にあった延長コードを縄として使って、ジェノサイダー翔の磔現場を、不二咲の血を使ってチミドロフィーバーの血文字を再現した。
ジェノサイダー翔の事件の詳細は警察関係者など一部の人間しか知らないが、十神家の本棚には詳細が記録されていた。希望ヶ峰学園の図書館にも同様の資料が残されていた。
ただし、はさみを使わずに状況を再現したことで、ジェノサイダー翔の犯行ではないことは明白である。

ジェノサイダー翔の犯行

ジェノサイダー翔の犯行の特徴は以下の通り
- 事件現場にチミドロフィーバーの血文字を残す
- 殺人にはマイハサミを利用する
- 磔にもマイハサミを利用する
- 萌える男子だけを狙う
不二咲のジャージ
突発的な犯行にも関わらず、シンプル過ぎる事件であるため、真犯人につながる物証が残っていなかった。
青いジャージを持った不二咲が更衣室へ向かったというセレスの目撃証言は苗木にしか話していなかった。
また、このジャージは捜査時点では証拠隠滅が完了していた。
つまり、不二咲のジャージの色を知っているのは犯人・セレス・苗木しかいない。
そこで、霧切は話題を誘導することで「青いジャージを持った不二咲」という大和田の失言を引き出した。

ちなみに、霧切は裁判開始前から大和田が犯人であると目星をつけていた。
大和田⇒不二咲の呼称が「あの女」から「アイツ」へ変化したのを目ざとく見つけていた。

おしおき解説「猛多亜最苦婁弟酢華恵慈」

バイクに拘束された大和田が小さなケージの中でとてつもないスピードで回転することで、遠心分離によって人体がバターとそのケースに変化してしまうという、聞くだけで恐ろしいおしおき。
トラウマを植え付けられた人も多いのではないだろうか。


また、出来上がったバターもモノクマがパンケーキと共に食べてしまう。グロさだとシリーズ一かもしれない。

元ネタは「ちびくろサンボ」というインドの絵本。日本でも広く親しまれている(らしい)。虎が木の周りを輪になってグルグルと回ることで、互いに溶け合ってバターになってしまう。
全おしおきをまとめた記事はこちら⇩

終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
不二咲が男の娘である事実が判明したり、ジェノサイダー翔の正体がばれるなど、多くの秘密が暴かれ、物語が動き出す2章でした。
3章事件の解説記事はこちら⇩






































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